コラム COLUMN

知って得する!歯のコラム

インプラント・入れ歯・ブリッジ~あなたにとって最善の治療は?~

■調査手法:WEBアンケート調査
■有効回答数:1,409人(男性965人女性444人)

これは、株式会社シニアコムが2011年11月に行った「歯に関するアンケート」の結果です。
50~80代のシニア層に「現在の歯の状態」について聞いたものですが、
男性で自分の歯をすべて維持できている方はわずかに36.5%で、50%強の方が
インプラントや入れ歯を使っているようです。
女性は男性より、自分の歯をすべて維持している方が多くなっていますが、
それでも45%の方は、インプラント・入れ歯を使っていることが分かります。

失った歯を補う3つの補綴治療

年をとると、どうしても歯周病や虫歯などで歯を失う方が増えてしまいます。

失った歯を補う補綴治療として挙げられるのは、入れ歯・ブリッジ・インプラントの3つですが、どの治療がベストなのかは、患者様の状態や要望によって変わってきます。
みなさんに最適な治療を選択していただけるよう、今回は3つの治療法の特徴を簡単に解説していきます。

入れ歯治療

失った歯の本数に合わせてつくった義歯をお口に装着する治療です。
バネで固定するタイプが一般的ですが、シリコンによる吸着や磁石など、様々な固定方法があります。


メリット

・簡単な症例であれば短期間で治療できる
・保険適用の素材を使えば治療費が安価

デメリット

・見た目がよくないことがある
・咀嚼力は天然歯の1~3割程度
・違和感が大きい
・バネで固定する場合、隣の歯に負担がかかり、将来的にその歯を失ってしまうリスクがある

ブリッジ治療

1本~数本の歯を失った場合に、両隣の歯を支えにして、連なった人工歯を被せる治療です。

メリット

・簡単な症例であれば短期間で治療できる
・保険適用の素材を使えば治療費が安価
・違和感が少ない

デメリット

・咀嚼力は天然歯の6~7割程度
・両隣の健康な歯を削る必要がある
・両隣の歯に負担がかかり、将来的にその歯を失ってしまうリスクがある

インプラント治療

歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工歯を被せる治療です。

メリット

・簡単な症例であれば短期間で治療できる
・保険適用の素材を使えば治療費が安価
・違和感が少ない

デメリット

・自費診療のため、他の治療に比べると治療費が高い
・外科手術が必要になる
・全身疾患がある場合や顎の骨の量が極端に少ない場合など、治療を受けられないことがある

インプラントって危なくないの?

2007年にインプラント治療による死亡事故の報道があり、
2011年にはNHKの番組でインプラントの危険性が取り上げられました。
それ以来、世間一般に「インプラント=危ない」というイメージが強くなっているように思います。

確かに、インプラントは他の歯科治療に比べると大がかりな治療で、顎の骨に穴を空けるという外科手術を行うため、どんな方でも100%安全で、100%成功するとは言い切れません。
しかし、インプラント治療は医療技術のなかでも非常に成功率の高い治療として、その安全性が確立されているのは事実です(一般的に10年以上の成功率は96%以上)。
つまり、しっかりとした設備・診療体制のなか、経験豊富な医師が携われば、インプラント治療は決して危険な治療ではないということです。

入れ歯やブリッジにはない多くのメリットがあるにもかかわらず、「危ない治療」というイメージが付いてしまったのは、歯を失ってお困りの方にとって大きなマイナスになっています。これからの歯科医院に求められるのは、インプラント治療のリスクを極限まで減らし、成功率を100%に近づけ、信頼回復に努めること。スワン歯科のインプラント治療体制や取り組みは、以下からご覧ください。

>> スワン歯科のインプラント治療「失敗しない10の根拠」