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知って得する!歯のコラム

マウスピース矯正のススメ インビザラインとは?

インビザラインとは、透明で目立ちにくいマウスピース(アライナー)を使用し、歯並びを治す矯正方法です。

インビザラインはこれまでのアナログ式マウスピースと異なり、診察、マウスピースの作製、治療まですべての行程をフルデジタル化。最新の技術を駆使した画期的なマウスピース矯正として世界中の多くの歯科医院がインビザラインを採用しています。

インビザラインのメリット

≪インビザラインの特徴≫

〇それぞれの患者様に合わせた精密なマウスピースを作製

〇すべての歯を動かせる(全顎矯正に対応)

〇アタッチメントを使うことで重度の不正咬合にも適用可能

最新の技術を結集したフルデジタル式マウスピース矯正「インビザライン」。インビザラインには以下のような多くのメリットがあります。

メリットその① 
透明で目立たない

使用するマウスピースは厚さわずが0.5mmのポリウレタン製。透明なマウスピースのため目立ちにくく、ちょっと見ただけではマウスピースを装着していることを気づかれません。

メリットその② 
いつでも取り外しできる

マウスピースはいつでも取り外し可能。食事や歯磨きのときにご自身でかんたんに取り外せます。矯正中も普段どおりの食事を楽しめるほか、歯磨きもしっかりできるので歯を清潔に保ちやすいです。

メリットその③ 
型取りは最初の1回だけ

3Dスキャンにより、型取りは最初の1回で完了。どろどろしたシリコン材は使いません。従来のアナログ式マウスピースのような交換ごとの型取りも不要です。

メリットその④ 
通院回数が少ない

矯正期間中は2か月に1回程度の通院でOK(※)。(治療開始初期は1か月に1回程度)まとめてマウスピースをお渡ししますので、月に何度も通院する必要がありません。

※症状によって通院頻度が異なります。
メリットその⑤ 
治療中に感じる痛みが少ない

やわらかいマウスピースを装着して少しずつ歯を動かします。ワイヤー矯正のように一気に強い力をかけないため、矯正装置の装着時や治療期間中に感じる痛みを軽減できます。

メリットその⑥ 
重度の不正咬合にも適用可能

インビザラインは1999年にアメリカのアライン・テクノロジーにより創設されました。これまでに世界中で1,000万以上の症例があり、多くの実績を誇ります。

蓄積されたデータと最新の技術が融合したインビザライン。従来のアナログ式マウスピース矯正では不可能だった重度の不正咬合にも適用可能です(※)。

※重度の受け口など、症状により適用できないことがあります。
メリットその⑦ 
症状に合わせてシステムを選べる

すべての歯を矯正する「インビザラインフル」、軽度な症状に適した「インビザラインライト」、部分矯正に対応した「iGO(インビザラインGO)」など、症状に合わせて治療システムを選択できます。

メリットその⑧ 
金属アレルギーの心配がない

インビザラインで使うマウスピースは生体親和性の高い(身体への影響が少ない)ポリウレタン製。金属を使っていないため、金属アレルギーを起こす心配がありません。

インビザライン治療の流れ

当院のインビザライン矯正では以下のような流れで治療を進めていきます。

1.カウンセリング

2.精密検査

3.クリンチェック(治療のシミュレーション)

4.治療開始

5.保定期間・メンテナンス

1.カウンセリング

インビザラインをお考えの方は、まずはお気軽にカウンセリングをご利用ください。歯科医師が患者様の現在のお悩みやご質問などをすべておうかがいし、丁寧にお答えします。カウンセリング費用は無料です。

2.精密検査

治療計画立案のための精密検査を行います。当院では3Dスキャナー「iTero(アイテロ)」を使用し歯型を採取します。シリコンの型取りは行いません。

精密検査では患者様の口腔内写真や3Dスキャナーで採取した歯型を基にシミュレーションソフトを使い、3次元の立体的な分析・診断を行います。

虫歯や歯周病の有無もチェックします。もし、虫歯や歯周病がある場合は先にお口の病気を治した後、インビザライン治療に入ります。

3.クリンチェック(治療のシミュレーション)

精密検査の診断結果と治療計画をご説明します。ご説明の際はわかりやすく丁寧にお伝えし、患者様に適した治療法をご提案いたします。クリンチェックではシミュレーション動画を使い、今後の治療をどのように進めていくかを事前にご確認いただきます。

4.治療開始

治療計画にご納得いただき、患者様のご同意が得られましたら治療を開始します。アライン・テクノロジー社が作製したアライナー(マウスピース)を使用し、 少しずつ歯を動かして正しい歯列へと導きます。症状によりますが、治療期間はおおむね1年半~2年程度です(※)。

通院の際はその都度まとめてマウスピースをお渡しします。矯正期間中は歯科医師の指示にしたがい、ご自身でマウスピースを交換・装着していただきます。通院頻度は最初のうちは1か月に1回、治療が進んできたら2か月に1回程度でOKです(※)。

※治療・通院期間は患者様によって異なります。
5.保定期間・メンテナンス

矯正治療終了後は整った歯並びが元の位置に戻らないようにするための保定を行います。保定期間中はリテーナーと呼ばれる保定装置を装着していただきます。 保定期間は患者様によって異なりますが、おおむね、治療期間と同程度の保定期間が必要となります(1年半の治療なら保定期間も1年半程度)。

リテーナーは最初のうちは1日を通して装着していただき、 次に半日、睡眠中のみ、という様に少しずつ装着時間を減らしていきます。

保定期間が終わった後は3~6カ月に1回程度ご来院いただき、歯並びや噛み合わせのチェックおよび歯のメンテナンス(定期検診)を行います。メンテナンスをすることで美しい歯並びを保ちやすくなり、歯の健康維持にもつながります。

インビザラインのデメリット

メリットの多いインビザラインですが、デメリットもいくつか存在します。インビザラインのデメリットには以下のようなものがあります。

デメリットその① 
重度の不正咬合には適用できないことがある

幅広い症例に適用可能なインビザラインですが、重度の出っ歯や受け口には適用できないことがあります。重度の出っ歯や受け口の場合、ワイヤー矯正へ変更するか、もしくはアンカースクリュー(あごの骨にアンカーを埋め込む矯正方法)を併用することでインビザラインでも治療できるケースもあります。あごの骨格が原因の出っ歯や受け口もインビザラインの適用外です。(骨切りなどの外科手術が必要になります)

デメリットその② 
決められた装着時間を守らないと効果がでない

インビザラインは食事と歯磨き以外をのぞき、1日20時間以上装着していただきます。装着時間を守らなかった場合は矯正の効果が半減、もしくはまったく効果がでない(歯並びが治らない)ことがあります。

グラントウキョウスワン歯科・矯正歯科
院長より

インビザラインは「痛みが少ない」「目立ちにくい」「取り外せる」など、メリットの多い矯正方法です。当院でインビザラインを始められた患者様の中には「こんなにカンタンに矯正治療ができるの?」と驚かれる方もいらっしゃいます。

矯正に良くないイメージ(痛い、目立つ、歯がきちんと磨けない)をお持ちの方は、ぜひ、この機会にインビザラインの素晴らしさをご体験ください。歯並びのお悩みやご質問など、無料カウンセリングにて歯科医師が丁寧にご説明させていただきます。