よくあるご質問
矯正治療には、どのくらいの費用がかかりますか?
歯並びの程度や使用する矯正装置によって費用は変わってきますので、一概にいくらと申し上げることはできません。特殊な不正咬合でない限り、矯正治療は保険が適用されませんので、比較的高額になることは覚えておきましょう。
とはいえ、歯科医院によってはデンタルローンや分割払い・クレジットカード払いに対応しているところもあり、負担を分散することもできます。また、医療費控除の制度によって負担を軽減することもできます。矯正治療を受ける際は、治療費はもちろんのこと、支払方法なども詳細に確認するようにしましょう。
口臭で悩んでいるのですが、歯科治療で治りますか?
口臭の種類を大別すると、「生理的口臭」「病的口臭」に分けられます。生理的口臭は多かれ少なかれ誰にでも認められる口臭で、たとえば起床時や空腹時、緊張したとき、女性の月経時などに強くなる傾向にあります。
病的口臭とは文字どおり、病気が原因になっている口臭で、病的口臭の原因としては虫歯や歯周病などが挙げられます。これらの病気は進行すればするほど、より強い口臭を放つようになります。虫歯や歯周病が原因になっている場合は、それらを治療することで口臭は改善できます。ただし、胃腸の疾患などが原因になっている病的口臭もあり、この場合は当然、歯科治療では改善できないため、内科など然るべき診療科を受診することが先決です。
「メタルフリー」とはどういう意味ですか?
メタルフリーとは、「金属を使用しない」という意味で、歯科治療で言えば「金属を使用しない治療」ということになります。歯科治療で使われる素材は年々進化していますが、保険治療においては昔から金属の素材が使われています。金属の素材が引き起こす代表的なトラブルとして、金属アレルギーがあります。金属の詰め物・被せ物がお口の中にあると、経年とともに金属イオンが溶け出し、血流に乗って全身を巡ります。その結果、人によっては金属アレルギーの症状、たとえば、強いかゆみや湿疹が出ることがあるのです。
お口の中の金属によって金属アレルギーが発症していることが明らかな場合は、その金属をセラミックなどの素材に替えるメタルフリー治療を受けることで、症状が改善・解消されることは多々あります。
インプラントの手術にはどのくらい時間がかかりますか?
インプラントを埋入する手術自体は、1本あたり30分程度で終わりますが、術前のチェックや麻酔、術後の縫合などの時間を合わせるとトータルで1~2時間程度は見ておいたほうがいいでしょう。もちろん、埋入するインプラントの本数が多いほど時間がかかります。
基本的に、インプラント手術のために入院する必要はありません。日帰りで手術ができるため、たとえば術後にお仕事をすることも可能です。ただし、手術当日は体に負担のかかることは避けるようにしましょう。たとえば、激しい運動をしたりお酒を飲んだりすると血流が促されるため、痛みや出血の原因になります。
床矯正とは、どんな矯正治療ですか?
床矯正(しょうきょうせい)は取り外しのできる矯正装置、またそれを用いた矯正方法のことで、主に子どもの不正歯列を改善するために用いられます。床矯正は、ワイヤー矯正のように歯に力を加えて歯を動かすのではなく、顎の骨の成長を利用して歯並びがきれいになるように促すのが特徴です。たとえば、顎のサイズが小さいために歯がガタガタしている場合などに、顎の骨の成長をコントロールして顎を広げたりすることで歯並びを改善していきます。
子どものときに床矯正を受けておくことで、永久歯に生え替わったときにワイヤー矯正をする必要がなくなったり、ワイヤー矯正が必要になったとしても抜歯をする必要がなくなったりする可能性が高まります。また、取り外しができるため、矯正治療中に虫歯になるリスクを下げられるというメリットもあります。
歯を抜かずに矯正することはできますか?
成人矯正の場合、理想の歯並びを実現するためには抜歯が必要になるケースがあります。できる限り、歯を抜かずに矯正治療を進める道を探りますが、歯を抜かないと理想の歯並びを実現できないと判断すれば、抜歯を提案することもあります。
当院では、矯正治療前に「抜歯する場合」と「抜歯しない場合」で、矯正治療後の歯並びをシミュレーションすることができます。歯科医院としての立場から、抜歯すべきかどうかのアドバイスを差し上げるのはもちろんですが、実際にシミュレーションを確認していただいたうえで、ご自身で抜歯する/しないを判断していただけます。
歯茎が腫れているのですが、歯周病でしょうか?
歯茎の腫れは、初期の歯周病によく見られる症状です。ただし、歯茎が腫れているからと言って必ずしも歯周病とは限りません。その他にも、根尖病巣や歯肉膿瘍といった病気の可能性もありますし、ストレスや疲労によって歯茎が腫れることもあります。
基本的に、歯茎の腫れは口腔内のトラブルによって引き起こされることがほとんどですから、症状に気付いたら早めに歯科医院を受診して、その原因を突き止めましょう。
歯茎の黒ずみは改善できますか?
歯科医院で歯茎の黒ずみを改善することは可能です。様々な方法がありますが、代表的なのは「レーザー治療」です。歯茎はメラニン色素が沈着することで黒ずんで見えますが、レーザー治療を行うことで、痛みもなく短期間でピンク色の健康的な歯茎に戻すことができます。
インプラント治療は医療費控除の対象になりますか?
基本的に、インプラントの治療費は医療費控除が受けられます。一部、「一般的に支出される水準を著しく超えると認められる特殊なもの」「容ぼうを美化するための費用」は例外になりますが、欠損歯を補うための一般的なインプラントであれば医療費控除の対象になります。
矯正治療中はむし歯になりやすい?
一般的なワイヤー矯正では、歯に矯正装置を付けるため歯磨きがしにくくなります。そのため、確かに虫歯になるリスクは高くなります。とはいえ、あらかじめそのリスクが分かっているのですから、矯正期間中は特に念入りに歯磨きをして汚れを溜めないようにすれば、虫歯は十分に防げます。もちろん、歯科医院でも歯磨き指導や定期的なクリーニングなどによって虫歯予防をサポートします。
なお、マウスピース矯正など、取り外しのできる矯正装置もあります。取り外しができれば、普段どおりに歯磨きができるため虫歯のリスクは下げられます。